鯉紙(こいがみ)
かつて大竹で盛んだった紙の鯉のぼり用に開発された和紙。標準・厚めの2種類があります。
広島県の西の玄関口、大竹市には、
先人たちから受け継いだ、手すき和紙の伝統が息づいています。
大竹の和紙づくりは、江戸時代初期に始まったといわれています。
藩の専売事業として発展し、大正時代には、千軒もの製紙家がありました。
しかし、機械化や洋紙への転換などにより、現在は、おおたけ手すき和紙保存会のみが生産しています。
大竹で和紙づくりが盛んになったのは、安芸の国(広島県)と周防の国(山口県)の境を流れる
小瀬川(木野川)の清らかで豊かな水に恵まれたこと。
上流の山間地がコウゾの栽培に適していたことなどがあげられます。
大竹手すき和紙は、コウゾ100%の原料に、
トロロアオイの根からとった「ネリ」を加え、多くの工程を手作業で行っています。
地元産コウゾやトロロアオイを原料にすることにこだわり、市内数か所の畑で栽培しています。
コウゾだけでつくられる大竹手すき和紙は、白く、強靭であることが特長です。
障子紙や書画、行灯、文具、広島で盛んな神楽の面などに使われています。
とくに和紙でつくった手描き鯉のぼりは、全国でも希少な存在です。
地元産原料にこだわった、コウゾ100%の手すき和紙。
白く美しく、しかも丈夫です。
かつて大竹で盛んだった紙の鯉のぼり用に開発された和紙。標準・厚めの2種類があります。
コウゾ100%の原料からつくられる、丈夫な障子紙。書画用などにもおすすめです。
提灯用に開発された薄手の繊細な和紙。光の透過率が良く、手作りの行灯などに。
にじみが少なく、程よいかすれが出ます。大竹市恒例の書初め大会に使用されています。
襖(ふすま)の下張りに使われていた和紙。コウゾの皮入りと繊維入りがあります。
鯉紙や障子紙を二枚重ねて乾燥させた厚手の和紙。モビールなど各種クラフトに。
鯉紙や障子紙を三枚重ねて乾燥させた頑丈な和紙。カットしてポストカードなどに。
平和記念公園の「原爆の子の像」に世界各地から捧げられた千羽鶴を広島市から譲り受け、すきこみました。
鯉紙の二枚干し位の厚さの和紙。卒業証書などに。
はがき、しおり、ポチ袋などの和紙製品、 各種和紙のカットのご注文も承っています。
大竹手すき和紙に関するお問い合わせ