春の足音が少しずつ聞こえてきましたね。昨年11月から始まったコウゾの刈取りは、先週で全て完了。今シーズンは、刈取りベースで2,081kgの収量があり、集計をはじめた過去7年間で最も多い収穫高となりました。三月中に、あと二回の皮はぎとそぶり作業を予定していますが、同時に進めているのが新しいコウゾ畑の植え付け準備です。新たに増えるコウゾ畑は、大竹市内の防鹿地区(約500㎡)と旧穂仁原小学校跡地(約800㎡)の二か所。写真は、防鹿地区の畑で、5～6月の植え付けに備え除草を行っている様子です。耕作地が増え、コウゾの栽培にはさらに人手が必要になります。大竹手すき和紙の特長は、自分たちで丹精込めて育てたコウゾを使い、伝統をつないでいくこと。保存会の活動に興味のある方は、ぜひご連絡をお願いします。