
2025.9.28
11月に行うワークショップ用にミツマタの刈り取りに行った手すき和紙保存会のスタッフが楮祖神社(ちょそじんじゃ)という『紙の神様』にお参りして帰ったそうです。神社があるのは、大竹市のお隣、岩国市の本郷波野というところ。今から450年以上前、中内右馬之丞という人物がこの地で楮の栽培を始め、その後、和紙づくりが毛利藩の財政を支える一大事業として発展するきっかけとなったのだそうです。この神社は、右馬之丞の功績に感謝し、霊を祀ったもので全国的にも珍しい「紙の神様」として信仰されているとか。大竹で和紙づくりが盛んになった理由の一つに、楮やミツマタの栽培が盛んな山代地域と近かったことがあるといわれ、右馬之丞の功績は、大竹の和紙づくりにも大きな影響を与えているようです。
ちなみに、楮祖神社は、立札の後方に建っている河内神社境内の向かって左側にあります。