おおたけ手すき和紙の里

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手すき和紙に、平和への思いをこめて ~折鶴すきこみ紙~

2024.2.17 / お知らせ

  

おおたけ手すき和紙保存会では、現在8種類の和紙を漉いていますが、このほど、「折鶴すきこみ紙」(おりづるすきこみがみ)が新しく加わることとなりました。世界各地から平和記念公園の「原爆の子の像」に捧げられた千羽鶴を広島市から譲り受け、細かく刻んで、漉き込んでいます。商品化のきっかけは、昨年広島で開催されたG7サミット。以前から、折り鶴を漉き込んだ和紙づくりには挑戦していましたが、サミットの関連プログラムの食事のメニュー表に採用されたことで手応えをつかみ、大竹手すき和紙の新商品として継続してつくることになりました。原料は、保存会の会員やサポーターが丹精込めて育てた広島のコウゾ。それに、色とりどりの紙片を混ぜて漉いています。紙片にするためには、一枚一枚開いて、まず四角い紙に戻します。その工程で、紙の裏に書かれた平和へのメッセージを目にすることもあり、保存会スタッフは、あらためて広島ならではの思いのこもった商品をつくることの意義を感じています。

<大きさ> 100㎝×62㎝ <厚さ> 障子紙ぐらい <価格> 1枚2,000円

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